2015年12月10日木曜日

グアムでスキューバライセンス



カナディアンロッキーのモナークB&Bのお客様には、スキューバもやられるアクティブな方、けっこう多い。僕は一人でも楽しめるスポーツが基本。ペンションのオーナーという仕事柄、友達と時間が合わせにくいし、シーズン中は予定も立てれない。普段はふらっとマウンテンバイク、ドライブがてらスノーボード、疲れた日にはハイキングをするわけだ。2015年は子育ても終わり、一人で旅に出かけるようになったので、スキューバダイビングに挑戦。きっと他の参加してる人とも、移動の車の中とか、ボートの上とかで、程よく会話も楽しめるのではないかと。
とはいえ、スキューバダイビングなんて25年位前に体験しただけだが。まーいいか。

日本滞在を少し長めにした2015年の秋から冬の帰省中に7日間位で、オープンウォーター(18Mまで)からアドバンス(30Mまで)を4日間続けて2講座で2ライセンスを取ってみようと思い調べてみた。
行く場所は、名古屋から直通の出るグアムかパラオかな?調べてみるとグアムの方が、ずっと安い2講座71200円(教材費込み)
日程は、講習クラスが混んでる方が楽しいかなと思い、連休のある11月19日から25日の6泊7日に決定
飛行機はUNITEDの夜8時発、朝7時の帰り便。51200円。
ホテルは一泊8100円X6泊

ダイビングスクール:http://www.gentlyblue.com/index.htm
             スタッフもフレンドリーだし、短い期間でライセンスを値打ちに取ることが出来る
ホテル:http://www.oceanviewhotelguam.com/
     最初の部屋はちょっとやばいかもと思ったが、変えてくれた部屋は良かった。ありがとう、フレンドリースタッフ♬ 
名古屋セントレア空港からたったの3時間半で熱帯グアムへ。入国審査に2時間近くかかり、空港からタクシーで$20でホテルに到着。この時既に夜中の2時。
最初の部屋のファンが異常にうるさいので部屋を変えてもらう。その日に眠りにつけたのは、AM3:30だった。
大きなベッドが2つのひろーい部屋。名古屋で誘っても誰も来なかった!

小さなバルコニーから頑張ればオーシャンビュー



朝7時40分にスクールの人に迎えに来てもらう。
オープンウォーターの参加者は他に女性3名。みんな一人で参加してる子達。
午前は、車で20分のところにある海辺で装着方法、注意事項を聞きながら、早速潜水。耳抜きに苦労しながら5Mくらいの所に到着。この日は25分潜水X2本。

スクールに戻り、とんかつ弁当を食べたあと、ビデオを見ながらお勉強。昨夜寝てないだけに、かなりの居眠り。その後、筆記試験。思った以上に大変なテスト問題。終わった時には6時になっていた。しかし、耳がボワーンとする。。。ちょっと心配。鼓膜がおかしくなったかとビビる。
クーラーの効きが悪く眠さも倍増!思い出のクラスルーム。

次の日は2ポイントでダイビング。残念ながら防水カメラがないので写真は無し。この日は昼の2:30に終了。テストも点数ちょっと足りずだったが、恩情でオープンウォーターライセンスゲット。しかしながらテストの点数も足りない分、明日からのアドバンスに備え、宿題がどっさりと渡された。結局夕食までホテルの部屋で猛勉強(笑)

暗くなってきたのでグアムの街をブラブラ。日本人や中国、韓国の人たちで賑い、高級ブティックやラーメン屋も、射的や怪しいお店もあるグアムの歓楽街。
ルイヴィトン、ヘルメスなどが入る免税店

そんな免税店で涼みながらLineを楽しむ僕
高そうなホテルでやっていたハワイアンファイヤーショーもこっそり愉しんでみる
アドバンスへの道
3日目からは、30歳の釣り好きな男性二人とアドバンスクラス。偶然、今は名古屋勤務で話も弾む。
世界各国を釣り竿を持って行ってるんだそうで、南米で化石みたいな魚を釣ってる写真も見せてもらった。彼らいわく「アドバンス持っていないと、体験ダイビングの人と一緒か、ボートでダイブしても簡単なとこしか行けない」との事で、アドバンスクラス取っておいてよかったと思った。

最初の日は昨日行ったポイントで、正しい泳ぎ方と静止、コンパスの使い方などを教えてもらう。
昨日よりずっと厳しい。海の中は、酸素切れたらアウトだし、目印もないので、ちゃんとしないと危険なスポーツ。コワイコワイ。ようやく3日目にして、ボワーンとする耳もなくなった。無重力な世界はきもちいい。酸素が続く限り海の中に滞在したくなってきた。
25分潜水X2本、45分1本
OUT HOUSE BEACHと呼ばれるスポットにて

 

最終日4日目はボート講習。ブルーホールというとこへ行き、最高30Mまで潜るんだそうで、急に上がったりすると肺が破裂したりして大変危険な深度らしい。
ボートの中で説明や注意事項もサラサラと受け、船酔いもなく40分ほどでポイントへ。
とっても海が青かった。深い青色。今回の講習で最も綺麗な景色。ブルーホールはとても神秘的。手前までしか入れなかったけれど、すでに30Mもの深さ。
途中、サメも海底で泳いでるのも見えたし大満足なダイブ。夢のような海中世界から徐々に水面に近づく5M手前で5分ほど体をなじませるため停止。同じ場所を海中で佇むのは、中々難しかった。
およそ30人ほどが乗り組む
  
バディとインストラクター
ショップに戻り、無事アドバンスのライセンスをゲット。オープン&アドバンスあわせて4日間。計10本のダイブ、無事終了。思ったよりずっと大変だったが、色んな人と喋れて一人でも楽しかった。

5日めは予備日。旅の最初、天気予報でグアム台風直撃か!と心配されたが、どうにか予定通りクラスも全て予定通りでラッキー。
朝食をゆっくり評判のいいレストランでエッグベネディクトを楽しみ

チャムロ エッグベネディクト。アメリカ的のマーマーなテイスト。

運動がてらバスに乗ってシュノーケリングを楽しみ
ランチは豪華リゾートホテルのプールサイドバーでビールとサラダ。ねむくなればビーチで眠るという、これぞtheリゾートライフな一日。
帰り道にはこんなのも食べてみる(おっさん一人で)
次の日、11月25日は朝5時にホテルのシャトルバス(10ドル)に乗せてもらい空港へ。昼前には名古屋の家に着いていた。急に寒さがやってきたようだった。名古屋の家は寒い。
今年は4年ぶりに名古屋でお正月を迎える。
さむい。。。。
(完)


2015年9月29日火曜日

Ola! España.


思い立ち突然スペイン。
「オトナになったらヨーロッパ。」
....熟し過ぎての初上陸。
世界一周中のバディー達からのLINE。「スペイン」「トマト投げ祭」「生ハム」「ビール」。あまりにも楽しそう
両隣近所からの情報「スペイン運転乱暴」「アムステルダム」「KLM航空」。

考えるの束の間。24時間後には「飛行機手配。アムステルダム経由バルセロナ着マドリード出$1650」「レンタカー9日間15万円」「スペイン専用ポケットWIFI1万円」「最初の夜のホテル8000円」手配。

立ち寄る場所はその日任せ。
(2015年8月23日カルガリー空港発9月3日着。)


今回の車BMW X1ディーセル、6速ミッション:エンストしまくり。スペインは乱暴運転ではないが、信号が道路横に小さくあったりして、見落としてしまったり、迷路の小道に入り込んでしまったりで、ちょっと大変。



有名なサクラダ・ファミリアbyガウディ
芸術鑑賞。その前に...
ビールと生ハム&オリーブ&子タコX2件バル。基本的にバーテンは喋らない。

次の朝は昼にバディ達を空港に迎えに行く迄は素敵なテラスのCAFE発見
朝8時。ゴシック通りのテラスでアメリカーノ。ピカソ美術館へ向かう。

何処を見ても歴史をかんじる建物たくさん。反対側はヨットハーバー。

路地裏のテラスで、これからの旅程をMEETING。
今回のバディーは、とっても仲良しのレイチェル(日本人女子)と彼女の同級生の夢ちゃん。世界1周中の個性的でいいコンビだ。
最終的にはこういう動きになった。最初のMEETINGでは、白い街!フラメンコ♬、城だ!あの教会だ!と提案たくさん....しかし、まさかのアフリカ大陸上陸、昼からセルベッサ(ビール)、ビーチでの魚介類三昧、そしてポルトガルで感動のフィナーレを迎えることになるとは、この時、誰も思ってもいなかったのだ。

Valencia
  むかし、二人の男が喧嘩した時に近くにあったトマトを投げ合ったのが始まりという、実にくだらない話が祭りの発端。今では4万人を超える一大フェスだ。
朝7時ホテル前のバス停に集合。前もってカナダからネット予約。安ければ安いほどバスの中は盛り上がってるんじゃないかということで、バスと入場料で5500円の最安値。朝から何10台もとまっているバスから自分たちのバスを見つけ出すのは大変だった。我々3人が一番最後の乗客。スペイン人を待たせる日本人....さすがに朝7時集合では、皆眠そうだった。



バレンシアから専用バスで、およそ40分の小さな村。
日本語ツアーもバルセロナなどから出ているようで、日本人団体ツアーもたくさん。
安いチケットなので、このチケット売り場を探すのに一苦労。あっちだよとか皆言ってることがバラバラ。
なぜかネット予約時にはパスポートナンバーや誕生日など記入し、ここでもパスポート提示。厳戒態勢?
受付けが済めば、もちろん朝から乾杯です。




朝11時半トマト投げスタート!およそ2時間もこんな状態。40分ほどで退戦。
程なく歩いて見つけた、小川で行水の後、屋外ディスコやライブを覗きながら、またもや乾杯。
帰りのバスの時間、また何百台?のバスから自分たちのバスを探す。結局、他のバスが去ってしまったあとに登場

車が預けてあるホテルの近所にあった普通のCAFEでドライブ前に腹ごしらえ。熟女3人でやっているのだが全て激ウマ。激安。しかも普通のおばさん風なのに何とも言えぬお色気ムンムン♬
バレンシアの街自体あまり活気が無いのでそのまま、次の街、コルドバへ向かうことにする。
 Cordoba    バレンシアから530kmのドライブ。車のナビに従い5時間半。助手席ではレイチェルが、今夜のホテルを、ポケットWIFIを使い口コミなど頼りにIPHONEで探索。後ろの席では夢ちゃんが、IPADを眺めながらコルドバの見どころ研究。
ハイウェイはカルガリー間と同じくらい走りやすい。=景色が変わらない。ぶどう畑やオレンジ、オリーブなどの樹がおいしげる。ただ時々料金所がある。自動支払機など、走り慣れてない僕達には不安もあったが、基本的には日本と似ていて、ETC用の料金カウンターもあるので注意
夜10時街に到着。ビールとおつまみをスーパー(看板にはSUPERって書いてあった)に行こうとしたら、同じ並びに中華と寿司、鉄板焼き(悪くない)の食べ放題を発見。しばらくアジアンテイストに出会ってなかったし、10ユーロと割安なので、今夜はアジアン系で決定。スペインのレストランは夜8時オープンなんてところも多いので夜10時でも結構な人出で賑やかだった。

夜も12時になりそうだったので、ネットで予約してあったホテルへ。
着いてビックリの豪邸を改装したペンション。周りも超高級住宅街。本館は元々の持ち主の家具をそのまま引き継いだもの。
豪華、重厚、ナイスセンス♬客室館は最近増築しただけあって、ベッドも最新で気持ちいい。シャワールームもおしゃれだった。今回利用したホテルの中ではずば抜けての第1位の宿。
参考ホームページ
http://www.hotelriadarruzafa.com/en/story
この宿のマスター。超親切。スーパー超世話好き。とってもいい人

居心地のいい裏庭。朝ごはんをここで食べたり、夜はビールやワインを楽しんだ。
コルドバ2日目は海へ行こう!!ということになり1時間半かけてマラガというビーチのあるリゾート地へ。ピカソが生まれた街。そして地中海でも泳げる!もしかしたらアフリカ大陸も見えるかもよ♬とルンルン気分で。まずは、ピカソ美術館で、芸術意欲を満たす。建物もすっきりしていて、とても良い環境だった。レイチェルが地元の人が行くビーチがあって、そこには海の家のようなレストランが有るという情報をネットでゲット。本当にポケットWIFIは便利である。そのまま海辺の道を東へ15分ほど車を走らせ、地下駐車場に車を停めて5分ほど歩きビーチへ。海の透明度は、あんまりないけど、ビーチも広くローカルの子供たちも遊んでいて、治安も良さそう。
ビーチには本当に海の家があって、ボートを使った七輪では魚を焼いている。こりゃうまそう!ということで、早速座って、ビールを3杯オーダー、何にしようかと考えていると、いかにも漁師なおっちゃんが、こりゃまた漁師の素晴らしい笑顔で、「あれを食えだのこれだの」(スペイン語で多分そう言ってるはず)大声で話してくるので、僕達も大声でペラペラと「SI.UNO CALAMARI(イカ)、プロファボー。」みたいな?なんかよくわからんけど大爆笑。



三人で食うんだよな?と聞くのでそうだよと言ったらこんな大きなイカちゃんが
巨大イカと下足。そしてサーデンの串焼き。味付けは岩塩。お好みに合わせてオリーブオイルのガーリック風味。激ウマ。
たぶんジャコの唐揚げ??岩塩とレモンのみ!

                    たぶんサーデンの串焼き。岩塩とライムのみでお見事!
漁師なおじさんが説明してくれたがよくわからなかった魚。途中寿司と言ったような気がする。
漁師風なおじさんも声でかいが、僕達3人も声でかいので、かなり賑やかで◎。これあとで試食させてくれた。サバっぽい味がした。すべてが豪快な漁師料理だった。旨さは半端ない↑。
潮風にふかれ、暑くも寒くもないし、おしゃべりして美味しいもの食べて、おまけにアフリカに向かって地中海も泳いで
三人で7000円ほど。
地中海初泳ぎ。かなり冷たかった。泳ぎ着けばアフリカ大陸があるはず。沖からトップレスのおばさんが歩いて来るのでビックリ。気づいたら夕方だった。世話好きな宿のマスターが洗濯機を貸してくれると待っているはずなので、ケナゲな僕たちはハイウェイで、宿へ戻る。夜は涼しい裏庭でビールやワインをのんで幸せ気分。
 コルドバ3日目は有名なユダヤ人の古い街をブラブラ歩く予定のはずが、駐車場を探しているうちに、車で迷路のような小道に迷い込みヒヤヒヤ1時間。。Google MAPの支持通りに進む。Google MAPは、最短時間優先なので、お構いなしに、狭ーい道に連れて行くのだった....
歩けばこの街は本当に素敵。石畳も手が込んでいて見事。

この辺りまで来ると、スペインの人は本当に親切。道を聞けば、いつまでもこんな感じで教えてくれる。

探し求めた「花の小道」。後ろのカテドラルもいい感じ。
明日はアフリカ大陸に行きたい!ということで、港町に向けて移動。



いざ、アフリカ大陸へ   最初に行く予定もなかったが、海で泳いでいたらアフリカ大陸に行きたくなってしまったので、アルフェシラスという港街で一泊。

                ホテルの前は港。色々な貨物船が停泊。治安はすごく良さそうな街。

地元の人で賑わったいたレストラン。夜10時過ぎでも大賑わい。とりあえず生ハム。


パエリア。日本で見かけるものより、地味。味も薄口。これが一般的。

この人もでっか~い声で笑わしてくれたオーナー。周りのテーブルの人も交えて大笑いの賑やかディナー。
モチロン、スペイン語。気持ちは通じてるということで。みんないい人達♬

朝10時のフェリーで、アフリカの小さなスペイン領「セウタ」まで1時間。先日の宿のマスターがモロッコは治安悪いからやめとけ。短時間ならセウタにいくべきだ。とアドバイスをもらう。旅ブログでもモロッコは物売りがうざいッて書いてあったしやめておくことに。セウタまでのフェリーをネットで予約。往復でおよそ1万円。大滝詠一のカナリア諸島♬もすぐそこだ。

アフリカ大陸初上陸。もっと、雑踏かとおもいきや、のんびりした雰囲気。車もマナーがいい。

教会では結婚式をやっていた。覗いてみると、どうぞ中へと招待してくれる。いい人達の多いイメージ♬
 

バディー達が買い物している間、適当に雰囲気の良さそうなバルへ。300円でビールと、おつまみ一品ついてくる。何を食べても美味しい。特にオリーブは絶品。近所の老人たちもフラット来て、パエリア小皿とワインのソーダ割りTINTOを頼んで、10分位で帰っていく。いい気持ちになったので、1本早い便のフェリーに。タクシーのウンチャンも、可愛いおじさんだった。
いい人多いし、治安もいいし、飯は美味いし安いしで、大満足。フェリーでは全員大爆睡zzz

Sevilla
港からセビーリャまで3時間のドライブ。夕方、最初のプチホテルは駐車場が満車ということで、キャンセル。少し離れたMARIOTT系のホテルに予定変更。スペインでは小さなホテルに駐車場がない。いつも、これが頭の痛い話で、駐車場がない=15分歩く=しかも一晩3000円近い。

MARIOTTホテルのフロントのボニータが、これまたセクシーダイナマイト熟女。ぼくも、名古屋のフリオ・イグレシアス気取りで、色々な情報を聞き出す(決して、彼はいるのかい?とかではないですが)。
Q,フラメンコを見たいのだが?A、地元の人はあまりみないけどね。ここがいいかもね。安いし。
Q,哀愁のスパニッシュギターのライブハウスは?A,ないわよん。
Q,闘牛は毎日やってるの?A,うーーん。滞在中はなさそうね。
Q,この時期は、Lowシーズンッて聞いたんだけど、皆何やってるの?A,この時期は暑すぎるから皆、ビーチに行ってるわ。
などなど、こうやって書くと色気ないが、二人の会話のやりとりを見ていた、夢ちゃん曰く「さすがチャーリーさん。なんか二人で話してる空気、色っぽかったわ」とのこと♥
笑いながらのチェックインも無事終わり部屋へ
当然だが、部屋は2部屋。僕の部屋とバディー達の部屋である。
その晩は歩いて20分位の、ネットの口コミで評判の良かったお店へ。マーマーな感じ。
食事をしながら、夢ちゃんが「また、イカの丸焼き食べたくない?」ということで、「じゃ、明日はノンビリ、ビーチに行こう!」と全員一致で明日もーチに決定。その前に、溜まったランドリー済まそうということに。


いつも朝は各自バラバラに食堂へ。早めに食事がすんだ僕は、みんなのもって、歩いて10分の所にあるランドリーへ。アメリカ・カナダには当たり前の「ホテルにコインランドリー」という常識はここスペインには無い。
途中、ランドリーはこっちか?と聞いてみる、皆立ち止まり、親切に何度も教えてくれた。着いたコインランドリーは、まだ新しい。でもなんと一人分1500円ほど!かなり高い。
出来上がるまでの間、街を散策。古めのアパートが立ち並び、市営病院のようなものまであった、生活臭いっぱいのエリア。いたるところでバルやCAFEがあって皆、外で楽しんでいた。
ノンビリ歩いてるだけであっという間に時間が過ぎ洗濯終了。
バディ達に洗濯物渡す。洗濯もの片付けに少し時間がかかりそうなので、アパート街のバルに行ってみることにした


スペイン旅行の中で、「最もバルらしいバル」。ふたりのおじさんバーテンダーは何もしゃべらない.
そしてお客さんも挨拶することもなく注文だけして、1.1ユーロ=150円(安!)払って一気飲み、会話もかわさず挨拶もなく出て行く。僕のようにカウンターってノンビリしたい人には、カウンターテーブルにチョークで料金をメモ書きしていく。2杯めにはオリーブが付いてきた。300円で2杯。オリーブ付き♬写真の飲み物は、バルの定番、ティント デ ベラーノ。ワインのソーダ割り。氷なしで一気飲みするのがバルの定番のようだった。ティント(赤ワイン)と言えば出てくる。色気はないが、かっこいいお店だ。

ホテルにかえると、バディ達も出発準備OK。レーチェルは久々に作った大好きな白飯で幸せそうだった。1時間半ほどドライブでビーチPUNTA UMBRIAへ。ちょっとしたリゾートマンションやホテルがチョロチョロくらいに建っている、程よいリゾート感と、ながい砂浜。その砂浜の上に立つオープンエアのレストランバー。風も最高に気持ちよく、少し高めの波を見ながら、雰囲気も最高のレストランでゴキゲン気分にさせてくれる。暑くも寒くもないければ湿度もないしで、まさしくこの世の楽園。
お約束のイカの丸焼き(ここではチョコというらしい)と、世界一美味いであろう、「あさりのオリーブオイルガーリック蒸し」を食べた。最高の塩、素晴らしいオリーブオイル、そしてガーリックの香。僕の人生最高のアサリ料理であった。とちゅう、キッチンで働く人が、マカナイのため出てきた。いかにも、美味しい物しか作りません風のおばさんたち5人。フロアスタッフも交えて、楽しそうに食事が始まっていた。


なんだか知らず知らずのうちに3時間が過ぎてしまって、セビーリャの街に戻ることに。今夜はフラメンコを見ようとタクシーに乗り込み有名店へ。開演45分前でお客さんが5人位しかいないので、とりあえず、街ブラへ。夜のセビーリャの街は涼しい。町並みも綺麗。石畳も凄い手が込んでるなーって思い歩いてると素敵な大聖堂が。これ見ながら、いっぱい飲むか!ということになり、大聖堂VIEWテラスでオリーブとか頼む。なんじゃこりゃ!日本やカナダにあるオリーブと一緒で酸っぱすぎ、味濃すぎ、塩からすぎ、薬品のような味がして全然美味しくない。観光客が多いバルは食事もまずい。。。。ような気がする。


絶対ロマンチックとしか言えない。照明に照らしだされるセビーリャ大聖堂。


酔も深くなり、歩いてみる。今宵は満月。爽やかな風。こりゃ良いね。
結局、フラメンコは外から少し覗くだけで終わり、哀愁のスパニッシュギターライブは見ることもなかったが、夜の大聖堂を見ながらビールをのみ、満月を奏でながら散策して気持ちよかったので、大満足なのであった。

次の朝も各自バラバラに朝食。その後、フロントの’12頭身系の超モデル系ギャル’スタッフに、ゴキゲンなビーチが無いか聞いてみる。GOOGLE IMAGEを見せてくれながら、「ポルトガルの、ここにいったらいいわ。ほんとに綺麗だし、私も大好き」ってことで、朝ごはんを食べてるレーチェルと夢ちゃんに「ポルトガルに行こうか」「行こう!行こう」ってことでホテルをチェックアウト。二人には「今朝のフロントの人、モデル系だよ」と伝える。「ホントだ」「私もあんなにかわいかったら人生変わってたかも」と三人で盛り上がりながらチェックアウト。

PORTUGAL-Madrid
 
今日が3人で一緒にドライブをする最後の日。ポルトガル経由でマドリッド着はおよそ1100kmの距離になる。最後だし頑張ろうということで、 朝10時半出発。
いままで一緒にドライブをした距離1400km。狭い空間でいろいろな話をしてきた。
人生、仕事、恋、家族。くだらない話も..それも今日で最後。この三人で、再び一緒に旅に出るのは、きっと無いだろう。
仕事を再開し、新しい家族ができ、それぞれに違う道を進むことになる。
ポルトガルの国境を超える頃、三人のおしゃべりもピークを迎える。まさにピークだった。
そして、気持ちも高ぶったままでのPraia da Marihanaは最高に美しく、僕達の旅の終わりを締めくくるのに最高の場所だった。


三人で撮った最後の写真。夢ちゃんレイチェル頑張れよ。

綺麗な景色を堪能した後、近くのプールのあるレストランでランチ。ポルトガルは、びっくりするぐらい、まずかった。
プールサイドでお昼寝をし、車に乗り込み、いざ!マドリッドへ800kmのドライブを始める。途中に寄ったドライブイン@Monasterio,Extremaduraが、生ハム工場直営ドライブインだったみたいだった、生ハム直売もすごい人出。持って帰れたらな~と思いながら、隣のバルへ。ビールサーバーまでもが生ハム!生ハムウマイのである。生ハムバンザイ!オリーブもウマカ。スペインバンザイ♬



再度、車に乗り込みナビを見る。到着予定時間夜の12時半。ホテルに、遅くなるねと電話。
ただひたすら走る、はしる。ハイウェイを走る。

マドリッドのホテルでチェックインをし、離れた駐車場の帰り最後の乾杯をしたのが夜中の1時過ぎ。街には怪しい客引き、道路にはゴミが散乱し、石畳も雑なものに変わった。何処にでもある都会の風景。29歳の女の子二人と、49歳のおじさん三人での旅が終わった。最後の乾杯は何処で飲んだビールよりも、美味しいものではなかった。
いろいろありがとうね。レイチェル&夢ちゃん。